にかほ市木村左官の施工日誌【ブロック小屋補修工事】

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2012/10月【ブロック小屋補修工事】
海まで直線距離50mの風当りが強い現場です。破損状況もあまりに悲惨でうまく収まるか不安です。剥離した厚みが最大4cmもあり、2～3回も塗らないといけない部分もあります。大きな現場ではないですが、複数回塗る為に時間がかかりそうです。まず惰弱な部分を落としてから十分にシーラーを散布してから一度塗りましたが、部分的に落ちてきます・・10mm～15mmが最大塗厚なんですが欠け具合で15mm以上になる所もあって落ちてきたようです。最初からこんな状態では時間がかかりそうです・・
2012/10月【ブロック小屋補修工事】
中塗りだけでどんなに時間が掛かっているのでしょうか？薄く塗っては待ちを３回ほど繰り返しました。一度塗ったら数日乾かし・・３回塗るのに一週間程度かかってしましました。また硬化後に見た目には殆どわかりませんが、中塗りは荒めの材料の為、水気に弱く出来ております。ですので目の細かい上塗り材にて最終的に塗って行きます。
2012/11月【ブロック小屋補修工事】
硬化待ちの為に連日で現場に来ないので、お客さんから電話があり、「いつ来るんだ～～？雪降る前に頼むぜ～～」と(笑)そりゃ一回塗っては数日空け・・の繰り返しでお客さんからしたらこんなんでいつできるんじゃ？と思うのも無理はありませんね。ですが硬化させながら塗る方法は、硬化によるひび割れの可能性を下げる意味もあって有効な方法なのです。中には生渇きの状態で塗り重ねなければならない方法もありますが、今回はそうではありません。今回は非常に正しい方法なので安心してください。むしろさっさと完成させようと無理やりにでも塗り重ねてしまう業者もいるのでそれからみたら安全です。とまあ色々ありましたが完成です！欠落した部分のみの補修で安く済みましたが、可能であれば薄塗りでいいので全体を塗った方が耐久性は向上します。既存のコンクリートが大分脆くなっておりますのでせっかく新しく塗ったところとで水分を吸う度合いで喧嘩しなければいいのですが・・さてさて・・低いとはいえこれから手製の足場をばらすのが大変です。これとついでに来たときより綺麗にして帰りましょう！～前の現場へ　次の現場へ～

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