木村 左官
|
 |
090-2996-0398 |
 |
7:00~19:00 |
 |
不定休 |
 |
秋田県にかほ市象潟町字大塩越103 |
予約状況
|
※2020/01/29日現在
新規工事に取り掛かるには1ヶ月程~2ヶ月程お待ち頂きます。ですが工事内容によってはそれ以上の待ち時間になる場合がありますのでお問い合わせください。
|
|
最終的には経済的になる健康住宅 |
---|
【春 男】住む人の健康より、コストや利便性を優先させてしまった結果ですね。たとえば、シロアリが出たといえば、強い農薬で殺してしまえば手っとり早いと考える。本当は、立地や床下に使う建材にこだわり、シロアリのエサになるようなものを床下に残さないように気をつけて、通風をよくしておけば、シロアリを寄せつけずにすむんです。シロアリ駆除剤は有機リン系やピレスロイド系のものが使われており、人の健康を蝕むと同時に、環境にも悪影響を及ぼす化学物質なのです。手間や必要な経費をかけずにすませようとする考え方が一番の問題点かもしれません。
【池 本】最近は、健康志向で、少し考え方が変わってきているようです。私たちもイベントで相談コーナーを設けたり、アンケートをとったりして、エンドユーザーのニーズを知ろうと努めていますが、たとえば1m2あたり1,000円高くついても、家族が健康に暮らせるのなら、高くても構わないという方が増えています。若い人でも意外にコスト優先ではなく、健康を優先させたいと思っているようです。
【春 男】私は健康的な住まいというのは、トータルで考えると、けっしてコスト高ではないと考えています。病院に行ったり、仕事が手につかないような状態になる方がどけだけマイナスかしれません。夏涼しく、冬暖かければ、冷暖房費も少なくてすむわけです。それに直接の経費も、意外に割高ではなかったというケースも知っています。Mさんという方が、アトピーの子供たちのために、青森ヒバに地元の木材、土佐漆喰、手すき和紙といった質のよいものばかりを集めて、マイホームを建てられたのですが、工務店が最初に持ってきた、ビニールクロスや新建材を使った場合の見積もりより、最終的に安く仕上がったそうです。
【池 本】そういうことを、私たちはもっとアピールすべきなのですね。
【春 男】そう思います。97年5月に、4省合同(建設省、厚生省、通産省、林野庁)の「健康住宅研究会」が、現在の建材に使用されている有害物質のうち、とくに問題のある6物資を取り上げて、建材メーカーや建築業界に向けて使用の削減を要請しています。伝統的な塗壁には、これらの有害物質が含まれていないんです。そういう大切なことを、もっと多くの人に知っておいてほしいですね。
【池 本】私たちの責任は重大です。
【春 男】壁面は室内で最も広い面積を占めるわけですから、住宅建材を選ぶときに最も留意すべきところです。塗壁ならば、室内環境汚染の原因となるものが含まれていないというだけでなく、非常にたくさんのメリットがあります。塗壁は、1度施工してしまえば長期間もちます。断熱性や遮音性に富んでいるので、冷暖房のエネルギーが少なくてすむということは、CO2の問題とも関わってきます。それに燃えにくい材料ですから、火災になりにくい、自然素材ならばこそのことなのですが、心理的なやすらぎも得られます。それにもうひとつ、大切なことだと思うのですが、使い終わったときに、ダイオキシンや重金属類といつたものを発生させて環境を汚染するということもありません。
【池 本】すでに私ども日左連では一部で取り組みを開始していますが、今後、塗壁は人にも環境にもやさしいということを、多くの人々にいっそう積極的に訴えていこうと考えています。
|
若い感性にもマッチする塗壁を |
---|
【あきこ】建材ひとつにも、現在の日本の問題が集約されているように感じますね。簡単で、手間がかからなくて、早ければいいという考え方があまりにも優先され過ぎて、大切なことがたくさんおざなりにされているように思います。それは住宅だけではなく、食べ物や教育や医療など、いろいろな分野で問題となっていることと根っこの部分でつながっているような気がします。
【春 男】人間の健康、家(建物)の健康、地球の健康の3つは密接に関わりあっています。人や環境を傷つけない塗壁は、家の寿命を長くし、地球環境に負荷をかけません。国際的なエコロジー社会を構築しなければ、地球の未来を明るくすることができないということはわかっているのですから、その観点からも、ぜひもっと塗壁の価値を強調してもらいたいと思いますね。
【あきこ】地球環境の観点からどうかは別として、塗壁がおしゃれでかっこいいと思う人たちも増えているようですよ。やっぱり本物の魅力は若い人でもわかる人はわかるみたい(笑)。
【春 男】左官業に携わるすべての人々に、そういう感性に応える仕事をしていただきたいですね。
【池 本】本日は本当に貴重なお話をおうかがいしたうえに、すばらしいエールをいただいたと思います。どうもありがとうございました。
|
|前|1|2|3|
|