『内壁のヒビ』
危険レベル★★
【詳細】
左官壁は下地+下塗り+中塗り+上塗りの4層から成っています。その下地の壁(石膏ボード)が割れている可能性あり。もしくは躯体(柱や梁)の歪みの可能性あり。後者の場合は危険レベル★★★★
【対策】
下地を新しくし、下地から塗りなおす。前者ならこれで大丈夫ですが、後者の場合はまたヒビ発生の可能性あり
- 『外壁のヒビ』
危険レベル★★★
【詳細】
左官壁は下地+下塗り+中塗り+上塗りの4層から成っています。外壁の場合の下地はバラ板が使われている事が多く、これは柔らかく隙間を空けて留めているので割れることはまずありません。ほとんどが雨水などの経年劣化による下塗りの劣化が原因。しかし躯体(柱や梁)の歪みの場合は危険レベル★★★★
【対策】
下地を新しくし、下地から塗りなおす。前者ならこれで大丈夫ですが、後者の場合はまたヒビ発生の可能性あり
- 『繊維壁の剥がれ』
危険レベル★
【詳細】
昔流行ったキラキラしている特徴の繊維材質の壁は経年劣化で触るとパラパラと剥がれる
【対策】
上塗りの繊維だけをを剥がして中塗り+上塗りと新しく塗り直す
- 『土壁の剥離』
危険レベル★★
【詳細】
上塗り面の漆喰などが剥がれ、土壁が露出しその土壁に剥離がある。土壁は思う以上に頑丈で雨風に強いですが、低予算で補修可能なのは数センチ厚の剥離までです。それ以上になると、惰弱な部分を剥がし、新たに土壁を作り直さなければなりません。その場合の工事予算は補修の数倍に膨れる恐れがあります。
【対策】
上塗り面の剥離が見られた段階で上塗りの惰弱部を剥離させ上塗りだけ塗り直す。また、下地が土壁の場合は上塗りの小さなヒビは「味」として捉え、補修不要
- 『基礎のヒビ』
危険レベル★★★★
【詳細】
髪の毛ほど(1mm以下)のヒビはさほど心配ありませんが、1mm以上のヒビは要補修。補修をしないとヒビから雨水が浸入し鉄筋を錆らせコンクリートを爆裂させる恐れがあります
【対策】
ヒビ割れを深くV字カットしモルタル塗り補修。深く広いひびにはエポキシ樹脂注入工法が最適です。しかし補修とは中の鉄筋が錆びないためのもので基礎自体の強度はヒビ割れのない状態の強度にはもどりません。
特別に強度を新築時よりさらに上げたい場合は、『布基礎補強材SRC工事』があります。詳しくは基礎の耐震化
- 『基礎ベースの露出』
危険レベル★★★★
【詳細】
ベースはGL(ground line 地上面)より240mm(布基礎の場合)下がっていなければなりません。そのベースが出ているということは基礎施工経験が少ない業者が規定値より異常に高く施工してしまったか、基礎施工完了後の埋め戻し作業を手抜きした可能性有り。このままではベース下の地盤が現れ、家が傾く恐れがあります
【対策】
直ちに埋め戻し施工をします。ベースの高さがあり埋め戻せないならば、地盤を守るためにベース周囲をコンクリートで固める
- 『家の傾き』
危険レベル★★★★
【詳細】
家全体が傾いている
【対策】
手抜き工事以外は大概軟弱地盤の関係です。ジャッキで持ち上げる事も可能ですが莫大な費用になります。傾いたままでは腰痛・肩凝り・頭痛に悩まされます。安く済ませるために長時間いる部屋のみのリフォームをお勧めします
- 『海砂地盤への基礎』
危険レベル★★★★★
【詳細】
海砂はどんなに押し固めようともまとまらない特徴があります。そんな地盤に通常の基礎をしては絶対にいけません。
【対策】
柱状改良という地盤改良がありますが、海砂地盤にはこれだけでは安心できません。広い面で、大きい割栗石を敷き詰め地盤を強化する必要があります。ベタ基礎は総重量が増加しますのでお勧めしません
- 『ブロック塀のヒビ割れ』
危険レベル★
【詳細】
ブロック塀はコンクリート基礎より強度が無い分よくある現象です。ひび割れが生じてしまう原因は、塀自体が歪んだ・動いた・傾いた可能性があります
【対策】
ブロックは中空構造なので補修は容易ではありません。これ以上歪まないように控え壁や基礎ベースの増設で対処します
- 『ブロック塀の傾き』
危険レベル★★★★★
【詳細】
ブロック塀が目視レベルで傾きがわかる状態
【対策】
鉄筋の有無に関わらずブロック塀が目視レベルで傾いているならば一刻の猶予もありません。ただちに解体しなければ倒壊の危険があります
- 『ブロックでの土留め』
危険レベル★★★★★
【詳細】
1〜2段程度以上のブロックでの土留めとしての使用はとても危険で社団法人「全国建築コンクリートブロック工業会」でも施工しないように謳っております。施工側にも大きな問題有り
【対策】
ブロックが厚かろうが有筋だろうが倒壊の可能性が非常に高いです。コンクリート造の土留めに作り直すことを強くお勧めします
- 『ブロックで囲まれた家』
危険レベル★★★★
【詳細】
中が何も見えないような四方ブロック積みは外観はいいが窃盗被害の恐れあり
【対策】
部分的に透かしブロックやガラスを多用するか、一部取り壊してフェンスなどに変える。また目の高さ以下に取り壊す事も効果的です
- 『土留めのない崖』
危険レベル★★★★★
【詳細】
家の裏など、崖を抱えている御宅は崖崩れなどの危険があります。近年、異常気象などで大雨被害が多発していますので、それと比例して崖崩れの被害が報告されています
【対策】
擁壁を設置するか、鉄筋コンクリート造の土留め施工をする。高さによって控え壁も必要な場合もあります
- 『タイルのヒビ』
危険レベル★★★
【詳細】
タイル作りの浴室や脱衣所・玄関や玄関ポーチなどタイルのひび割れは下地のひび割れが原因です。下地が動いた事により柔軟性が全くないタイルにひび割れが生じた
【対策】
割れたタイルは鋭利でとても危険なので対処は要至急!ひび割れのあるタイルを剥いで新しく張り直す。もしくは外観的に悪いが低予算・安全重視であればひび割れにコーキング材を詰める事で危険度は下がります
- 『昔の浴室』
危険レベル★
【詳細】
昔の浴室は入り口で10cm以上下がって、それから浴槽上部までは50cm以上の高さがあり、浴槽への出入りで転倒の危険があります。
【対策】
安価に済ますには手摺の設置。また土間の高さを上げればかなり余裕が生まれます
- 『一階の湿気』
危険レベル★★
【詳細】
一階の異常な湿気。臭気も伴い息苦しい
【対策】
元々の地盤が湿地の可能性があります。そして基礎内部は土のままなはずです。その基礎内部に防湿シートを敷きコンクリートを打設すれば地面からの湿気はほとんど防げます
- 『雨漏り』
危険レベル★★★
【詳細】
天井からの雨漏り。
【対策】
いますぐどうとかは心配ありませんが、長い時間をかけて木を腐らせカビを生やし強度を下げます。そうなる前に点検修理をお勧めします。左官に関係する部分は瓦を押えるモルタルや漆喰を検査・修理します。それらに異常が無い場合は瓦屋・トタン屋などの業種の検査が必要です
- 『コーキング材の劣化』
危険レベル★★★
【詳細】
内外のコーキングの経年劣化で肉痩せしてしまった
【対策】
このままでは劣化部からどうぞ入ってくださいと言われんばかりの水が侵入します。恐いのは内深部が腐ろうが最悪の状態にならないと見えないので分からないという事です。コーキングにひび割れや肉痩せが見えたら施工し直しましょう。劣化したコーキングを撤去するのが良いですが、安価に済ますにはそのまま肉痩せした上から施工も可能です。
- 『床の沈み込み』
危険レベル★
【詳細】
一階部屋の床が歩くと沈む
【対策】
危険度は低いですが下地の木材が割れているか束石が沈み込み束柱が浮いている可能性があります。床下点検・修理が必要です。床下のコンクリート打設は湿気防止と束柱の浮き防止と一石二鳥です
- 『シックハウス症候群』
危険レベル★★★★★
【詳細】
新築やリフォーム後に肌荒れ・呼吸困難・頭痛に悩まされる
【対策】
新築やリフォーム後の体の異常は「シックハウス症候群」の可能性があります。このままでは御宅に住むことすらままならなく大変危険です。まずシックハウス症候群の原因でもある化学物質の検査を行い、異常がみられたらその物質をだしている化学製品を撤去し、自然の製品に変えます。クロスを左官壁に変えたりして化学物質が出ないような状態にします